おならはどう対処するのが正解なのか
オナラの話をしよう
待って、帰らないで! 違うんです(違わない)
一応ロボットという設定でやっているこのブログだが今は置いておいて
皆オナラしますよね?
僕もめっちゃします。「え? こんなに?」って自分でたまに引くくらいします。腸内が真空になって内側に吸い込まれて僕は死ぬんじゃないかと心配になるほどです
「自分の腸に吸い込まれて死んだ人はいない」という根拠のない思い込みを信じてなんとか発狂しそうな自分を慰めながら日々生きています
皆さんがオナラと折り合いを付けて、社会における必要悪であるとある種の諦めを抱きつつ付き合っていけるのは、人知れず奴らを処す術を知っているからなのでしょう
ですが僕はよくわかりません。オナラにどんな態度で接していけばいいのか、憎むべきなのか、愛するべきなのか
まぁ具体的に言うと外で屁をこきたくなった時どう対処するのが正解なのかわかりません
「おなら 場所」なんて頭の悪いキーワードでググっても、これと言って正解と呼べるような答えは見つかりませんでした
正解がわからないって言ったって今までなんとかしてきただろうとはごもっともな意見であり、僕自身も大きく頷くところではあるのですが
ふと「正解」を意識してしまった瞬間から正解がわからなくなったのです
無知の知。知らないことを知ることが真実への一歩。今まで僕たちはあまりにもオナラに対して無関心で、粗雑に振る舞い過ぎていました。本当はオナラのことを何も知らなかったことに気付いたのです
まさかオナラからソクラテスの高みへと至るとは思いもよりませんでしたが、彼も同じくしてオナラから哲学を練り上げたのかもしれませんね
そこで今回はまずオナラを知ること
そしてオナラに対する「正解」を導き出すことを考えていきたいと思います
オナラの正体
彼を知り己を知れば百戦危うからずとは孫氏の言葉ですが、まず敵を知ることがオナラ対処の第一であると考えます
オナラが「彼」なのか「己」なのかは少々曖昧ですがこの際無視します
では皆さんオナラについて学んでいきましょう
オナラと屁は違う
実はオナラと屁は違うものを指すそうです
おならとは、「鳴らす」に「お」を付けたお鳴らしが縮まっておならとなった「お鳴ら」であり
逆に(逆に?)「すかしっ屁」のように音の出ないものは「お鳴ら」の条件を満たしていないため屁と呼ばれます
音があるか無いかでオナラと屁に分けられる。何やら差別の匂いがしてきました。匂います。リベラルな方々におかれましてはどうか穏便にお願い致します
屁とオナラのどっちが被差別なのか知りませんが
オナラの量
平均的には大人は普通一日に合計0.5 - 1.5Lの量の屁を5回から20回に亘り放出する。
出典
屁量にして三倍、屁数にして四倍もの個人差があるようです。当然これらは平均の範囲であり、もっと極端な例もあるのでしょう。恐ろしいことです
人と比べ自分はオナラが多いか少ないかと聞かれれば、殆どの人が「多い」と答えるのではないでしょうか
He rings a fart several times as much as an ordinary person
彼は常人の数倍屁をこくのです
特に意味はありません
オナラの成分
ここまで読んで下さった読者の皆様。そろそろオナラの文字がゲシュタルト崩壊を起こしている頃とは思われます
残念なお知らせですがまだ半分です。頑張って耐えて下さい
腸内のガスの9割は体外から口と鼻を通って入ってくるもので、残りの1割は体内の微生物により造られる。
出典
なんとこれは知らなかった人も多いのではないでしょうか
オナラ成分のうち9割もの部分は空気だったのです
「なぁんだオナラって怖くないね!」と思った方、少し待って下さい
これは逆にとても恐ろしいことではないでしょうか
空気は臭くありません。でもオナラは臭い
逆を言えばオナラの臭さは空気にたった1割のオナラ成分を混ぜて出来上がっているのです。それであの臭さ
もし希釈無しの10割オナラであったならば…
冗談ではなく殺傷能力を持った匂いになるのではないでしょうか
それで死人が出たとしても事件は迷宮入りでしょうけれど
オナラへの対処
いよいよオナラへの対処を考えていきたいと思います
まずは最早見慣れたであろうこちらの屁-Wikipediaを御覧下さい
車の中やバス、満員電車など人が密集する可能性の場所で屁をすることは、面白半分でも、多くの人に不快感を与える恐れが強い。誰もいない場所やトイレでするのが一般のマナーとされている。
出典
面白半分で車内で屁をするというのはちょっと何を言っているのかわからないが、それよりも
誰もいない場所やトイレでするのが一般のマナーとされている。この部分である
誰もいない場所でするというのはわかる。僕だってもし地球に一人だけになったらもうこんなしょうもないことをブログで書くことはなく、裸になってそこらでオナラし放題だろう
だが屁意は突然なのだ
突然の屁意に吹かれて夢中で何かを探してもどうしようもないこともある。何かってなんだよ
そう、何かとはトイレなのだろう
でもさぁ~
皆オナラしにトイレなんか行く?
オナラしにトイレなんて行きます?
うーん、わかるよ。わかる。トイレ is ベスト
常識ではオナラの終着駅はトイレなんだろう。そう、常識では…
あのさーわざわざトイレ行く? 僕はあんまりそんな行動した記憶無いなぁ
だいたいトイレでオナラするってどういう手順なんですかね?
個室に入ってスタンディングのまま放ってすぐoutですか? なんか気持ち悪くないそれ
ハワイまで行って海入らず帰るみたいな気持ち悪さを感じない?
多分他にトイレに人がいたとしたら「えっ?」ってなりますよ。そりゃ。トイレの神様も「え?」って
時間的にも男性の小より早い。入室から退室まで20秒ほどじゃないですかね?
「トイレ行ってきます」なんて出てってこの速度で帰ってきたら待ってた方も「なんかおかしいな怪しいな」なんてあらぬ疑いをかけますよ
何が怪しいのか知りませんが
ならばあえて下を脱いで座り、使いもしないペーパーをカラカラ回して貴重な水資源を流すなんてカモフラージュでもしますか?
屁のために? そんな義理はないでしょう!
そもそもトイレでオナラをするって結構ハードル高くないですか?
あの無駄に静かな空間
小さなお店にあるような完全に隔離された個室ならいいですが、大抵外で緊急にトイレ入ると言えばいくつか個室が横に並んだ大きなトイレになる可能性が高いです
そこで、その、他に人が居る状態で、我慢したオナラを盛大に解き放つのはなんだか厳しい。僕だけでしょうか?
更に、トイレでオナラをするのを難しくする最大の要因として「いちいち面倒臭い」のが挙げられます
これはもう反論の余地が無いのではないですね
わかってもらえたでしょうか。一般常識、モラル、マナーとしてオナラはトイレでするべきであるという主張は非常に納得出来るところではあるのですが
如何せん実際として難しいのです。不可能な任務です。トム・クルーズでも匙を投げながら屁をこくことでしょう
すかす
すかすとは簡単に言えば無音の屁を放つことです。オナラ対処を議題に上げた時よくそのテクニカルな技術として紹介されています
しかしこれははっきり言って論外の対処法です
甘い。甘すぎる。お尻を信用しすぎ
あなたがお尻ではないのと同じように、お尻はあなたではないのです。いくら絶対にコントロールする自信があったとしても、そんなものは幻想。いつか必ず奴らは牙をむきます
10年後か、1ヶ月後か、もしかしたら明日にでも
あなたの自信を裏切りお尻は盛大に産声を上げる。その時、命の保証はありません
人類はオナラに勝てないのか
ここまで考察しても正解が見えない。そろりそろりと絶望の足音が近付いています
もしかして我々はオナラという内なる悪魔に敵わないのではないだろうか
人を破滅に導くのはウイルスでも核兵器でもなくオナラなのではないか
何故こんなことを3000字もブログに書いているのか
それを読んでいるあなたはなんなのか
絶望です。ですがまだ諦めるわけにはいきません
最後にもう一度だけ人類の叡智たる屁-Wikipediaを見てみましょう
現代では公共の場において放屁することはあまり良くないとされる。日本では「屁=汚い・臭い」など良いイメージを持たない者が大多数であるからである。
出典
ん?
「屁=汚い・臭い」など良いイメージを持たない者が
これは…
オナラは本当に臭いのか
オナラは本当に臭いのでしょうか
ここまで来て何を馬鹿なことをと仰るかもしれませんが、どうですか? 身に覚えはありませんか?
一度でも自分のオナラをあえて嗅いだことが無いと言い切れますか?
本当は部屋で一人オナラをする時、思い切りそいつを吸い込んでるんじゃありませんか?
自分のオナラは良いけど人のオナラは駄目だなんてとんでもない身勝手じゃないですか
そんなのは音が鳴る鳴らないで名前を分けられた「おなら」と「屁」のような差別的思想じゃないですか
オナラが臭い、汚いなんてただのイメージです。僕もまるでオナラは人類の敵であるかのように言ってきましたが、反省します。彼らは決して敵ではなかったのです
事実、人類の叡智たる屁kipediaにも「屁=汚い・臭い」はイメージであると記されています。オナラが臭いなんてことは我々の偏見、気のせいだったのです
であればオナラへの対処、その正解は最早明白であります
「全てを自然のままに受け入れろ」
まとめ
ようやく正解に辿り着けました
オナラが臭いなんてことはイメージでしかない
オナラは人前だろうとフジテレビの生放送中だろうと、どこでしても良かったのです
仮に例の10割オナラが突然出たとしても、くさいのは気のせいなので負傷者が出るはずありません
もしオナラをしたあなたに注意してくる人物がいたらこう言いましょう
「この差別主義者め!」
責任は取りません
今日は良い議論が出来ました。まさかこんな話を4000字書くはめになるなんてと(1500字の時点で)前世を呪ったりもしましたが
最後にオナラを褒めることが出来てとても満足です。いつ死んでも悔いはありません