世の中褒めロボ

様々なことを褒めたり褒めなかったりするブログです

日本語について話させてくれ

 どうも、紫式部です

 

 

 日本語について軽く語りたい

 日本語ヤバい

 こちらの記事によると英語圏から見た世界一難しい言語らしい

parupuntenobu.hatenablog.jp

 世界で唯一の最高難易度認定。ヤバい。怖い

 

 

 今日買い物に出たらようやく二足歩行を開始した人類が

「ママ、こえ!(これ)」とか言って買い物カゴにアイスクリームの箱をぶちこんでいた

 

 ヤバい。直立とほぼ同時に世界最高難易度の言語を容易く操る日本人ヤバい

 しかも「ママ」とか言ってる。どうやらこれはヒスパニック系の言語らしい。英語ですらない。英語ではmotherだ

 持って来たのは「アイスクリーム」これは英語だ。凄い。怖い。なんだこいつは

 僕は覚えたての二足歩行でヨタヨタ歩く生物が怖くなってガタガタ震えながら家に帰り今これを書いているのである

 

 

 日本語には漢字とひらがなとカタカナがある。ヤバい。複数の文字を操る言語とか聞いたことない

 しかもそんな色々あって面倒だなと思いきや、こうしてミックスした文章の方が何故か読みやすい。何故だ。怖い

 

 読み書きを完璧に覚えようと思うと詰む

 人生の何割かをそれに当てなくてはいけない程度に奥が深い

 絵本、漫画、新聞、小説、古典と難易度がどんどん上がる。天才かよ。逆に馬鹿かよ。コールオブデューティーですらこんな理不尽な難易度選択迫ってこない

 

 

 でも日本語にも優しいところがある

 話すこと、スピーキングはそこまで難しくない。完璧にしようとすると難しいが、観光旅行程度なら楽勝である

 最悪単語連発してればどうにでもなる

 言語の自由度が高い。聞く方も発音や文法で多少間違ったことを言ってようが勝手に正しく変換して理解する。懐が深い。話のわかるやつだ

 

 

 その昔、日本の識字率は他国と比べて異常に高かったそうだ。理由はなんと言っても寺小屋システム。TERAGOYAではない。TERAKOYAだ

 

 この

 TERAKOYA-SYSTEM

 のおかげで庶民の就学率は半端なく高かった

 

 教師はボランティア。学費は基本無料。各家庭ごとに払えるだけの額を感謝の気持ちとして先生に渡していたそうだ。基本無料て。ソシャゲかよ

 しかも基本無料と言いつつ課金を迫るスマホゲーみたいに、「お金払わないとSSRの授業は受けられません」なんてことは言わない

 全員平等に、むしろ苦手科目に合わせた個別指導も重点的にやっていたらしい。聖人かよ

 

 江戸~幕末時代の日本の識字率は八割ほど

 同時期のヨーロッパではこれが高くて二割程度だ。基本的に貴族と一部の商人しか読み書き出来ない

 この頃日本以外の国ではまだ階級思想が根強く、庶民は勉強させて貰えなかった。今で言う差別感覚とも少し違う

 そのような社会構造だっただけで、それはそれで上手く回っていたのだ

 

 倭人識字率、下層階級のアホみたいな学力の高さにロシアから来た宣教師ニコライもビビった。「ヤベェ」っつってた。汚い農民の子供がスラスラ文字読んでる。怖い

 この識字率の異常な高さ

 これこそがまだ文化的に遅れていた日本を、文明開化後急激に世界と張り合えるまでに押し上げた力の源なのは疑いようもない

 

 

 日本語、日本人のヤバいところが他にもある。これだけ難易度の高い言語を扱っておきながら、全国民、もう民族レベルで活字中毒である

 古事記やら和歌やらから始まり文学、新聞が大好き。ネットが普及して更に活字中毒は加速する

 メール、掲示板、まとめ記事やブログも流行し漫画もやたら文字が多く、一般市民がこっそり小説を書きまくってたりする。Twitterも日本人だけ滅茶苦茶使ってる

 多分仕事や媒体関係なく『プライベートで一日に読む文章量』を計測でもしたら現代日本人えらいことになる。怖い

 

 そのせいでただでさえ複雑な日本語は現代語として日々異常な速度で新語が生まれ、どんどん進化もしくは退化している。おいバカ止めろ

 もう日本人すらついていけない。スラングが多すぎる

 

 

 日本語は面白いのだ

 難易度は高いが自由度と拡張性が高い。C言語なんてもんじゃない。完全に玄人好みのオタク言語。言語からしてオタクだったのだ

 漢字、ひらがな、カタカナを使いつつ平気な顔して英単語やアルファベットも日常的に使う

 言葉尻一つで批判を浴びたり、なんでもない文章の文法をほんの少し弄っただけで笑いに繋がったりする

 日本語は面白い。ヤバい