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ひょう疽(ひょうそ)になった体験談と調べたことまとめ

どうも、お母さん指です

 

 

ひょう疽になった話。

ひょう疽。「ひょうそ」と読むらしいですが、他にも爪周囲炎(爪囲炎)、蜂窩織炎(ほうかしきえん)などとともいう病気? です。

爪囲炎! 蜂窩織炎

名前やたらかっこいいなおい!!

 

一般的にはひょう疽の呼び名が多いようなので、ここはそれで統一して体験を書いていこうかと思います。

青紫色に腫れた指の画像なども貼るので苦手な方はご注意を。

 

 

ひょう疽はどんな病気?

かっこいい名前とは裏腹に、症状自体は地味でかっこ悪い。

要は爪の隙間、ささくれなどから雑菌が入り、中で繁殖して炎症を起こすというものです。

その画像がこちら。

 

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めっちゃ腫れてますな。

怪我をしたとか特別汚いものを触ったとか思い当たるふしは無かったのですが、ある日突然腫れましたね。気付いた時にはもうかなり腫れてました。

ただこのひょう疽、地味な割には結構危険な病気らしく、最悪指先を切断しなければいけなかったり後遺症が残ったりするようです。そのあたりを自分の体験から記していきます。

 

自覚症状と経過

6/25頃、右手人差し指の横が腫れていることに気付く。

気付いた段階で腫れ自体はかなり大きかったが、この時はまだ強く押さなければ痛みはなくネットで色々と症状を調べてひょう疽について勉強。

病院に行かなければいけないが、休診日と相性が悪くタイミング的に次の月曜まで待つはめに。

 

6/30、腫れが酷くなる。指の上部や腹の部分まで腫れ始め、腫れのせいで指が常に曲がった状態になり、急にズキズキと痛みだした。

どのくらい腫れてたかというと1円玉をテーブルに乗せ、その中央に人差し指を突き立てて、真上から見ると1円玉の輪郭が見えないくらい。

わかりにくいわ!!

その時の画像がこれ。グロ注意。

 

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皮がパンパンに張っていてビビりだす。ネットで画像検索してもこんなに腫れてるのないよ。ヤバいんじゃないかこれ。痛いし。ビビる。でも土曜なので月曜まで病院は休み。

どうしようもないので自分で針を刺して膿を出すことに。

 

普通の縫い針を火で炙った後エタノールで消毒。一番腫れが酷いところに刺すが、素人にはおすすめできない僕も素人だけど。

物凄い腫れていたので少し皮を刺せば勝手に膿が出るイメージだったが、かなり深く刺さないと駄目。利き手が腫れていたので難しい。プルプル震える。

穴を何度かグリグリやって広げながらギュウギュウ絞ってかなり膿と血を抜いた。

でもこの日はあまり楽になった感じは無かったかな。

 

7/1、昨日の膿抜きが効いたのか痛みはかなり楽に。というか触らなければ痛くない。

それでも依然として腫れは酷く、第二関節は伸ばせず、第一関節はあまり曲がらない。

 

7/2、近場の専門皮膚科に通院。勝手に針刺して膿抜いて怒る先生もいそうだが、特に何も言われなかった。

患部を押すと針で開けた傷と、爪と皮膚の間から白い膿が出るため先生は切開するかどうかかなり迷った末、一応切っとくかみたいな感じでザクッと軽く切られる。麻酔はしなかったが痛みはそんなに無かった。

カプセルの抗生物質と塗り薬を処方される。風呂などは特に何も言われなかったので普通に入った。

その時の画像がこれ。

 

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現在、腫れはほぼ完全に引いてるが触るとほんの少し痛い。

念の為二種類目の抗生物質を飲みながら様子見。日常生活には全く支障ないが、第一関節をギュッと曲げると違和感が残っている。

診察で一応相談したところ、それについては気になるようなら整形外科を受けるようにとのこと。そりゃそうだ。

今の画像。

 

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腫れていた箇所の皮膚は変色してしわしわになっていますが、これは多分徐々に治ると思います。

 

病院に関して

ひょう疽を診てもらうのに適した診療科は

  • 皮膚科
  • 整形外科

のどちらかがいいかと。どっちも一般的な診療科なので総合病院なら必ずあるでしょうし、専門医も多いと思います。膿を抜くのにメスを入れる関係か、内科よりは外科的な病院に行きましょう。

 

まだ症状が小さく少し腫れている程度なら皮膚科でもいいですが、僕のように大きく腫れたら最初から整形外科を受診する方がいいかもしれません。

関節や骨に影響が出てきたら専門は整形外科の方なので。

また、見た目にはそれほど酷く腫れていなくても、指の奥深くまで進行している場合もあるようなので油断しないように。

 

診察費について

初診料、診察料、薬代含め二回の通院で三割負担で4000円弱ほど。

病院や症状や切開の方法などによっても変わるかもしれないので参考までに。

 

ひょう疽になって、まとめ

病院は早目に行きましょう!

まあね、そんなこと言わなくてもみんなわかっててそれでもどうしても行けなかったりするんですけどね。

少しの腫れでも酷くなる前に行けば痛い思いして切開しなくても済むかもね。

いや実際は知りませんけど。切るって言われたら覚悟決めて下さい。

 

僕の場合は運良くそうはならなかったのですが、炎症が爪の下に入り込んでいる場合は悲惨で、爪を割ったり切開して膿を抜く必要があるそうです。

「麻酔すれば平気じゃん?」と思うかもしれませんが、指への麻酔注射はそれ自体がかなり痛いらしく、「どうせ痛いのは一緒だから麻酔しない」なんて病院も多いそうな。まぁ同じ痛いなら麻酔しただけお金かかるからね。

痛いの苦手な人には読むだけできつい話ですが、まだ軽いうちなら少し皮膚表面を切るだけで済むので痛い思いしたくなければ何よりも早く通院することが大事。

 

僕の場合、症状に気付いてから病院で抗生物質を貰うまで1週間でした。

それでも今関節に若干の異常が出ています。

整形外科にはまだ行っていませんが、もしかしたらこの異常は一生治らないかもしれません。関節の軟骨が溶けていたら治しようがないらしいので。

幸い普通に動かす分には何も支障無い程度で済みましたが、あと少し遅れていたらどうなっていたか。

 

少し脅かしますと、細菌が骨まで達していたら指先切断。関節が破壊されれば一生指は曲がらず、爪の根本の組織が壊されると一生綺麗な爪は生えてこなくなります。

ね、怖いでしょ? なるべく1週間以内、できたら気付いたらすぐ病院に行きましょう。

 

爪の周囲というのは組織が複雑で、少し細菌が入り込んだだけで場合によってはこのように化膿してしまうようです。

子供もお年寄りも女性も男性もみんな等しくひょう疽になる可能性があります。

特に泥遊び砂遊びなんかする小さい子供は気を付けて見ていてあげたほうがいいかもしれませんね。

 

あ、それからエタノールって傷口に直接付けたら駄目みたいですよ。知らんかった。

 

てことで終わり!