地震が起きても仕事に行くのはどうなのか考える
どうも、グレーカラーです
2018年6月18日、大阪を震源とする震度6の地震がありました。
大きな被害を出した震災ですが、早朝で電車など出勤のための交通機関が麻痺する中
それでも出社しなきゃいけないのか、こんなだから日本企業は駄目なんだと言われるような愚痴も聞こえてきました。
これについて少し考えていきましょう。
地震が起きた地域では会社を休みにした方がいいのか
結論から書くと当然ですが
「職種による」
話ではあります。
例えば地震があったその日は全ての仕事を休みにしたとすると、コンビニも閉まりますし、電車の復旧も丸1日遅れますし、断線した電気や水道管の復旧も遅れ、極論すると警察も消防も病院も動かなくなります。
今回の地震以上の被害をもたらした熊本そして東北の大地震ですらこれらの方々は『当日から』仕事をしていました。
東北を例に出すと、自衛隊の方々の活躍などが大々的に報道されてはいましたが、実際に仮復旧から復興を成し遂げたのは現場の土木建設業の作業員の手によるものです。
彼らは皆地元に住んでいます。つまり自らも家族も被災者でありながら、地震と津波で混乱を極めたあの状態の直後から『自費で』トラックを集め重機を集め、食べ物も無い中労働基準法など自ら無視して瓦礫を撤去し道路を通し、電気や水道の仮復旧を行っていたのです。
重機で作業する中、瓦礫の中から遺体を見つけてしまい精神的に参ってしまった方がいることも聞きました。
公務員ではありますが、地元の役所や警察消防、医師も看護婦もそうです。自ら被災者でありながら、中には家族が未だ安否不明でありながら働いている方もいました。
だからと言って感情論的に
「頑張っている人もいるんだからみんな当日から働け」
とは言いません。
地震が起きて休んでもいい職種とは
スーパーやコンビニでも地震直後スピーディーにやらなくてはいけないことは多いですし、ガソリンスタンドもそう。状況次第では飲食店も食糧在庫の関係で判断を迫られますし、他にも色々。
これらは地震が起きた時、警察や土建業の方と同じく地域の住民生活に直接関係していく職業でわかりやすいですが、そうではないものもあります。
不謹慎な話にもなりますが、地震などの社会が大きくひっくり返る事態が起きた時はビジネス的にも重要な場面になります。
利益を出すためにもチャンスですし、損益を出さないためにも大事。
これもう経営者側の判断からしたら社員に『来い』って言うのが当然。ただし社員の側からはわからないんですよ。何故来いと言われるのかいまいちわからない。
頑張って行ったところで何か手当て付くわけじゃないしね。
また、今まで挙げたような特別な理由無しに『とりあえず来い』な会社も多い。そりゃもう多いでしょう。
- 地域住民に必要とされる仕事
- ビジネスとして影響が大きい会社
- いずれでもなく、『とりあえず来い』
どの仕事が立派であるとかいう話ではありませんが
『自分の仕事はどれか』を考えて文句を言う必要はありそうです。
特に2番。ビジネスとして大きな意味を持つことは自分の利益にはならなくとも、間接的には被災地に5000円寄付するよりは効果がある可能性もあります。
「なんで地震なのに仕事なんだよ~」
と文句を言ったところで、病院や警察が休みになったら困りますよね
地震で出社するのは面倒だけど、もしかしたら今日のこの仕事がどこか見えないところで間接的に人の役に立つのかもしれないと思うと頑張れるかもしれません。
まぁダルいもんはダルいけどね。