【フリーゲーム】ジャンクリラに光あれ！ を紹介！重厚な世界観と可愛いキャラの戦略型RPG！
どうも、キノコです
フリーゲーム紹介！！
今回紹介するのは中長編RPG『ジャンクリラに光あれ！』です！
いやー素晴らしかった！ 掛け値無しに大好き。傑作であります。てかクリアしてもまだやり足りないよぉ～この世界観好きだよぉ～……。
ただ多少人は選ぶかもしれない。そのあたりも含め内容を紹介させて下さい。
プレイはver1.02a～1.05a、本編クリアまで難易度ハード、クリア後ノーマルでの記事になります。
ジャンクリラに光あれ！の内容
世界観
シャングリラじゃないよ『ジャンクリラ』な！ 僕らは目指してないよ！
これはシャングリラ（理想郷）と、ジャンク（ガラクタ）を合わせた造語と思われますが、この物語の舞台である世界も住人たちからジャンクリラと呼ばれています。
ジャンクリラは数多の崩壊した異世界の欠片が寄り集まって出来ている世界……？ らしいのですが、あんまり下手な言及はやめましょう！ やってみればわかる！
他にもこの世界観やストーリーでも非常に重要になる『魔導』ですとか、『崩源郷』『紡ぐ』『駆導』『誘魔灯』などの見慣れない単語、というか固有名詞、造語の類が序盤から特に説明も無くガンガン会話に頻出します。
ここが人を選ぶポイントその一。世界観や背景設定がめちゃめちゃ重厚だが説明に乏しい！ おそらく作者さんはこれわかっていながら割り切ってやっています。
だからと言って初見、序盤で「言ってることワカンネ」と投げてしまうにはあまりにも惜しい！ この作品をやらないのは損！ 実はメニューから見られる用語集のようなものがあり
これを読んで理解を深めることも出来ますし、なんなら読まなくても会話イベントが豊富＆豊富なので進めていくうちにだいたいどの単語がどんな意味か理解出来るようになっています。
世界のルールから人間、亜人種の構成と性格、生活様式、そしてメインサブと物語に絡むキャラクター達などベリーベリー奥深く魅力的な設定で作られているのでそういうのが好きな人にはたまらんゲームでしょう。是非！
固有名詞だらけって言ってもゼノサーガよりは少ないから大丈夫大丈夫平気だって。僕は設定厨的なとこがあるのでゼノサーガ大好きでしたねぇ。
そしてどうやら作者さんの過去作『灰色の衰退世界日記』とも関係があるような気がしています。恥ずかしながら未プレイなのですがこれを書き終えたらやってみます。
ゲームシステム
フィールドはシンボルエンカウント方式。宝箱は固定位置、一部貴重品を除いて中身ランダムで敵をしばいていると復活するので無限に集めることが出来ますね。
難易度はイージーからハードまで。クリア後にハードの上を選択出来ます。メニューからいつでも変更可能。他にも全滅時にリトライ可能かセーブまで戻るかも選択可。セーブはいつでもどこでも可能な仕様です。
僕はクリアまでハードで通したのですが、戦闘難易度はそれなりに厳しいと感じました。軽く試した感じノーマルでもそこそこ難しめ。イージーだとかなり楽ですね。
一応ハードでは経験値やお金にボーナスが入ったりドロップ率が上がったりするようなのですが、敵ドロップ限定アイテムは（多分）ありませんし、経験値などもボーナス値よりイージーでサクサク倒した方が早く稼げる程度です。
高難易度は完全に『手強い戦闘を好む人用』でエンディングが増えるなど他に得することは特に無いので、難しいと感じたり早く先に進みたい人はイージーまで下げることをおすすめします。
戦闘
比較的オーソドックスなHP、MP、SP制、敏捷乱数順行動の戦闘ですが、基本的に難易度ノーマル以上では力押しでは負けるようになっています。ジャンクリラでは魔導と呼ばれるスキルを駆使して戦闘するのですが、戦いの基本はデバフ！ そしてバステ付与！
シナリオ中でも説明されますが、本作には防御のステータス概念が無く、『物理』ステータスを上げれば物理与ダメージが上がり被ダメージが下がる仕様。当然魔力も同じく。そのバランス的に味方被ダメージがかなり痛いです。
火力で殴り合うだけじゃ勝ち目が無い強敵を倒すために、まずは敵ステータスを下げる！ 眠らせて行動阻害する！ など搦手を駆使しましょう！
んでここ重要なのですが、あらゆるボス含め「敵は即死以外のバステに完全耐性を持たない」のが面白いところ。敵毎に何が効くかトライアンドエラーで調べる必要は薄い。機械のボスも毒を食らいますし、ラスボスだろうが寝ます。実はハードでのメイン火力は猛毒ステートだったり……。
そういうのが面倒と感じる人はイージーがいいですね。敵の行動回数とステータスが減って火力ゴリ押しも通じるようになります。
育成
普通にレベルを上げたり、宝箱から無限に拾えるドーピングアイテムで強化したりもありますが、特徴的なのは攻撃手段を広げるための魔導を入手することと、その使い込み強化です！
レベルが上がるとAPを入手、それを使ってこのような盤面から魔導を会得していきます。魔導は装備アイテム扱いで、誰でも使用可能。後でおすすめも書いときます。
他にも銀色の固定宝箱からやサブイベントなどで入手するレア装備からも新たな魔導を抽出可能。あつめよう！
そしてそれら魔導は使えば使うほど性能が上乗せされていきます。
火術+はその属性の累積値、スキル+はその魔導の累積値、右の出力は威力の倍率。
これら累積値は使えば使うほど強化され、魔導を装備から外したり違うキャラに付け替えても維持され続けるので雑魚戦でもガンガン使いましょう！
特に重要なのが、これら熟練度を稼ぐと単純な威力だけではなく「追加効果の発動率も上がる」こと。デバフ、バステなど追加効果の重要さと強力さはやればわかります。
MPは通常攻撃で回復やスキル、装備、アイテムなどで補充。と言っても序盤はまだ手段が少ない。MP枯渇気味。しかしそこもこのジャンクリラ、他ではあまり見ない珍しいシステムがあります。
それはどこからでも街へ帰還出来、さらに探索中マップから再開出来る仕組み！ 退却してもダンジョンの最初に戻ったりせず続きから。回復し放題、アイテム補充し放題。MPが減ってきたらいつでも戻って休めます。
ちょっと攻略
特定ボスの対処などは書きませんがノーマル、ハード向けに全般的自己流攻略をば。
まだこれを書いてる現時点でwikiなどもあまり充実しておらず、もっと効率の良い攻略法もあるかもしれませんが許してね。イージーは割と自由に戦っていけるので対象外で。
おすすめ術式
- バーンスモーク
意外とゲーム全般を通して貴重な全体攻撃で命中ダウン付き。雑魚への先制攻撃には最適！ 命中を下げたり回避を上げたりして敵の攻撃をかわすのはボス戦でもかなり有効なので常にセットしておいても腐らない万能魔導。終盤は若干火力不足かな。
- インシネレート
単体大ダメージ+即死+再生阻害。即死は雑魚にかなり入る上単純に火力も高いので中盤からクリア後にかけて非常に有効。再生持ちのボスは少ないけどいざ出会うと鬱陶しいことこの上ないので阻害も大事。一度入るとかなり長ターン持ちます。
- ディアブロシス
単体ダメージ+猛毒付与。このゲームの毒はめちゃくちゃ強力！ ハードにもなるとボスはまともに殴って倒すのはかなり時間がかかり事故率も上がるので、猛毒付与で速攻するのが僕の基本戦術でした。雑魚であれば猛毒が入れば長くても2ターンでKO。使い込めば単純な火力も相当に。
- ヌルブラスト
毒ダメージ倍化。つよい。ただでさえ強力な猛毒のダメージをヌルブラストがヒットしたターンに限り倍ダメージにします。
- クラックミスト
抵抗弱化。敵のデバフ、バステ羅患率を上げます。ハードでは常に何かしら弱体化させていないと敵の攻撃に耐えられない場面が多いので、開幕でこれを入れておくと楽になります。ただ耐性によっては抵抗弱化自体が入りにくいこともあり、無理して狙うより直接他のを使った方が結果良いことも多いかな。
- 龍脈：鼓動、陽月
鼓動は全体蘇生、陽月は全体回復。どちらも貴重で立て直しには重要な魔導だけど、若干消費MPが多いかな。終盤にもなるとバンバン使えます。特に鼓動は蘇生時の回復量も高くほぼHP満タンで復活出来るのでかなりお世話になるかと。
- 結界各種
物理半減、魔法半減、全体与被ダメージ減少。敵の火力がめちゃくちゃ高いハードではマジ大事。物魔半減はその種類の攻撃が多いか、強力なスキルを放ってくるボスではかなり安全に戦えます。どうしても勝てなかったら戦闘ログから敵の攻撃属性を見るのは基本な！
基本戦術とバステ耐性
ここまでで既に何度か言っていますが、基本はバッドステータスを与えて戦うのが順当です。猛毒超強い！ 毒を食らうと死ぬ。機械とて容赦せん。
そこで毒を与える方法として魔導ディアブロシスが安定しますが、これを覚えるのは少し先に進んでから。僕は序盤は武器の追加効果で狙っていました。
ミノカサゴくんは最序盤で入手可能ながら猛毒追加効果を持つくっそえげつない武器。ランダム入手なので多少運は絡みますが、宝箱を開けまくれば手に入るでしょう。
武器追加効果は魔導より確率で劣りいまいち付与は安定しませんが、そのかわりこちらから攻撃せずとも反撃でサクッと毒にしてくれる強みがあります。ジャンクリラは反撃率が全体として高く、攻撃が苛烈なボスにはガンガン反撃してくれます。ちなみにもう片手のムチは麻痺付与。
猛毒はもとより、麻痺や混乱といった異常も強力なのですが、しかしシステム上「一度入った異常には数ターンから最大10ターンの耐性がつく」仕組みがございます。敵も味方も共通。その間は色んな状態異常を毎ターンかけてしのぎましょう。おすすめは暗闇ですかね。
終盤にもなれば火力特化したユーちゃんなどで猛毒以上の破壊力を運に左右されず出せるようにもなります。色々考えながら装備を入れ替えて遊んでみましょ。
ジャンクリラの素敵なところ
テキスト爆発。
一見意味がわかりませんが、テキスト量がマジ半端ねーってことです。
レア武器を手に入れて休んだ際の楽しい拠点イベント、そこらへんにあるオブジェクトを調べるとキャラクターがコメントしてくれる、装備図鑑にコメントが付いているなどなどなど……。
あ、僕はお姉ちゃんとタンジェさん推しです。メイン以外のキャラ好きになる癖なんなんですかね。あるよねこういうの。
緻密に考えられたロマン溢れる世界の設定も好きな人はがっつりハマる要素があるでしょうね。魔法一つにしてもファンタジーだからと割り切らずに何かしら設定をこじつけるようなのは個人的に大好きです。
まとめ
記事長すぎィ！ 書きすぎなんだよなぁ！！
まぁ殆ど自己満でやってるブログなので……いいか。
世界観を知るまでに時間がかかる、戦闘難易度が若干高いなど多少人を選ぶ面はありますが、いずれもプレイヤー側でどうにか出来る内容なのでそれを理由にプレイを投げてしまうのはあまりにももったいない本舗。
評価とかレビューって言葉あんまり偉そうで使いたくないのですが、あえて言いますと僕の中ではかなり評価が高いです！ みんなもやろうね！
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