【フリーゲーム】きみは空を渡り地に響く、おおきなものになりたかった。 を紹介!何かがエモいゲーム!
どうも、スライムです
フリーゲーム紹介!!
今回紹介したいのは『きみは空を渡り地に響く、おおきなものになりたかった。』
タイトルなっが!
だがこれがいい。
なんせこのゲームが目に止まってやってみたくなったのはこのタイトルのおかげでもあります。こういうのをエモいと言うのでしょうか。何か感じる所があったんですよね。僕にも心があったんだ。
では一見ゲーム性がわかりにくい『ソラヒビ』の魅力を語ってみましょう。
プレイバージョンは1.91での記事です。
ソラヒビの内容について
ソラヒビというのは『きみは空を渡り地に響く、おおきなものになりたかった』を勝手に僕が略した言葉です。ダウンロードしたフォルダ名もsorahibiってなってるからいいよね?
さて、この作品ですがゲームジャンルはシミュレーションでいいと思います。RPG要素も混じっているのですが、SRPGって言うとスパロボとかFEみたいな連想しちゃうからちょっと違う。シミュレーションです。
プレイヤーは一匹の脆弱なスライムとして世界に生を受けました。あ、画像中央のキャラは主人公ではないです。
もうね、「目覚めてしまった。」
この一文だけでなんかもう、『良い』んですよね。
ゲーム開始直後一番最初のテキストなんですが、生まれた瞬間の感想に落胆が含まれている。ソラヒビはこのように終始雰囲気がいちいち良いゲームです。上手く言葉にできないですが。
ソラヒビのシステムについて
ゲーム画面を見ると一見複雑そうですが、実は基本的なルールを押さえればとてもわかりやすく難しくはないシステムです。ただ効率的にプレイ出来るまではいくらかの学習とコツが必要。
まあそのあたりの学習なんかがシミュレーションゲームの醍醐味でもありますよね。
転生と寿命
スライムとして生まれたあなたは強く逞しく、空を渡り地に響くおおきなものになるため壮絶に戦い生きて死んでいきます。
初めのうちはとても弱く少し襲われるとすぐ死んでしまうのですが、一切問題ありません。
ここがこのゲーム一番の特徴なのですが、戦って死ぬことで新たな種族に転生していくことが出来ます。
それ以外に死ぬ要因として、種族ごとに決められた寿命を迎えるというものがあるのですが、天寿を全うして平和に死んだ者は転生することが出来ません。つまりゲーム的に言うとこの時点でゲームオーバー。タイトル画面直行。
ゲームのサイクルとしては生まれたらトレーニングをして強くなり、寿命を迎える前に戦って死ぬのを繰り返すことです。当然鍛えたステータスは引き継ぎ、戦いはランダムエンカウントの他に自分から挑みかかることも出来るので気をつけていればそうそう寿命死することはありません。
それでも一応小まめなセーブは忘れずに。
ステータスと戦闘
戦闘用のステータスは大きく4つ。
- 肉体
- 魔力
- 精神
- 魂
これらのうち魂以外は自主トレで鍛えていきます。
戦闘システムでちょっと気が付きにくかったのが『魂』の扱い。戦闘では普通の種族であれば肉体が、精霊系種族であれば魔力が無くなることで死亡し相手を倒すことも出来ます。
でもやってるとかなり頻繁に敵が残り肉体1とかで耐えることがあったんですよね。最初は食いしばり系の確率発動かな? と思っていたんですが、よく観察するとどうも死亡条件は肉体、魔力が無くなることじゃなく魂が無くなることっぽい。
戦闘でダメージを受け肉体や魔力が1を下回るダメージを受けると、その分のダメージが魂に入ります。そこで耐えきればもう1ターン粘ることができ、魂が無くなれば死亡と。
魂の使いみちは他にも転生する際強い種族になるために最大値を消費したりもします。
トレーニングでは鍛えられないのでアイテムを使って最大値を上げましょう。魂を上げるアイテムはトレーニング中の探索で手に入ったり、『人間の冒険者を倒す』ことで得られます。
その他にも戦闘で勝つことで経験値を得てレベルアップしたり攻撃力、防御力の数値も別にあったりするのですが、それらはいずれも肉体、魔力、精神と関連したステータスなのでやればわかると思います。
精神に関して
ステータス『精神』は敵味方共に「0になると逃げる」という特徴を持った数値です。
魔術依存の精神攻撃で相手の精神を削って逃したり、逆に精神に攻撃をしてくる敵もいますね。こちらが逃げても特にメリットもデメリットもなく(せいぜい回復にお金使うくらい)、相手を逃がせばお金と経験値は得られるのですがドロップ品は得られません。
ドロップ目当てで敵を倒す時は精神ではなく肉体や魔力にダメージを与えていけばいいのですが、あまりにも格下の敵に襲いかかると肉体や魔力を攻撃しても何故か精神ががっつり減る現象が見られました。そのせいで逃げちゃうんすよね。
アイテムが欲しい時は精神が高めの敵を狙うといいですね。冒険者を襲うコマンドはターンを送らなくてもキャンセルして選択し直すだけで相手がリロードされます。
また、敵は肉体や魔力に比べて精神が貧弱なケースが多いのでもし勝てそうもない相手に襲われた時は精神攻撃で攻めるとやられずに済むことも多いです。
アイテム製造と解体
最初は無いですが、ほんの少し進めるとアイテムショップが利用出来るようになります。
ショップでは手に入れたアイテムを解体して素材を手に入れたり、逆に素材からアイテムを製造したり出来るんです。
ショップの種類は
- 武器
- 防具
- 雑貨
- 訓練道具
とあり、解体はどこでも一緒なのですが製造はそのショップ固有のものしか出来ません。また、場所を移動するとショップの品揃えも変わります。武器防具はかなり重要で、これが無いとしばらく辛い戦いを強いられるのでなるべく早く強力な物を手に入れましょう!
このゲームの魅力はそこじゃない
今までシステム解説をしてきましたが、このゲームの本当の魅力はそこじゃありません! なんじゃそら!
確かに一風変わった育成シミュレーションのゲーム性も楽しいものなのですが、それ以上になんというか『雰囲気が良い』んですよソラヒビは!
まずテキスト。時に一人称、時に三人称視点で語られる言葉は独特の哀愁と勢いがあり、ストライク食らった人はかなり好きになる味があります。
そしてBGM。タイトル画面や転生ごとに変化するBGMがまた作品の雰囲気とマッチしていていい感じ。静かにテンション上がります。
雰囲気がいいとか味があるとか僕の語彙力クソみたいになっていますが、これはもうフィーリングなのでやってみて下さいとしか言えませんな。
まとめ
なんと言ってもタイトル。
『きみは空を渡り地に響く、おおきなものになりたかった。』
これを見て何かしらピンと反応した方は是非プレイしてみることをおすすめします。実にエモい。
エンディングは(見つけた限りでは)三種類。とは言ってもセーブを小まめにしていれば一周で全部見れます。
転生直後唐突にエンディングに入るので、転生する前に必ずセーブを取りましょう。
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