世の中褒めロボ

様々なことを褒めたり褒めなかったりするブログです

フェミ的考えの理解に務める回

どうも、無性です

 

あんね、こんな記事を見ましたよ。

telling.asahi.com

 

元はヤフーニュースで見たのですが、あそこ記事消えるからね。元ネタをリンクしました。こっちもいつまで残ってるのか知らんけどね!

そんなに長くない文章なので正確には元記事を読んで欲しいのですが、まぁ掻い摘んで内容を話しますと

 

友人たちとの集まりで女性記者が婚活サービスの話をしたところ、友人の一人(男性)がそのサービスを使ったことがあるとのこと。
使ってみてどうだったか聞こうと突っ込んだ女性記者に返って来た言葉は「40代で太めのおばさんだったから結局会わなかった」であった。
それを聞き女性記者は怒りがこみ上げ「容姿と年齢で女のことを差別するんだ」と男性を批判。
しかしその男性にも周囲の他の友人にもその怒りは理解されることなく、なだめられるように扱われモヤモヤしたまま会が終わった。

 

 みたいなことらしい。ちょっとこれについて考えていきたい。

 

 

論理的に考えてみる

まずは要素を並べて論理的に考えてみましょう。簡単だな?

婚活サービスに紹介された女性が太った40代のおばさんだったから会わなかったと言う男性A。
それを聞き怒りがこみ上げ、差別だと批判した女性記者。
おかしいのはどちらか。

好みであり差別ではないのではないか説

これはヤフーニュースのコメント欄でも文字通り何百件と同じようなこと書かれていたけれど、差別とは呼べないのではないかということ。

記事中で女性記者は「なら私が年収の低い男性からオファー来たけど無理だわーって言ったら傷つかない?」と反論したことも書かれているが、『婚活』という前提で相手を選ぶのであれば勿論年収で、言い方は悪いが足切りしていくことも正当だろう。

例えば、「あいつはデブで40代らしいから自己管理も甘く知能は低いに違いない」とまで言えば差別発言になるかもしれないが、「太った40代」はただの事実であり、それを好みではないとして会わないのは正当な権利のように思える。

僕はたけのこの里派ではありますが、決してきのこの山を差別している気持ちはないのです。

仮に差別であったとしてもどうなのか

何が差別にあたるのかなんて差別屋さんが決めることですから、とりあえずこれを差別と呼んでもいいことにしましょう。

じゃあどうすりゃいーの?っつー話で!

「婚活サービスで紹介されたのに年齢と容姿で差別して会わないなんていけないよね」
なのだとしたら、とりあえずプロフィール関係なしに全部一度会わなければならないのでしょうか。

ハゲもデブも無職も前科者も差別はいけないので一度会って、二度とは会わないと。

 

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そもそも婚活サービスはプロフィールを提示し合って、実際に会う前にある程度条件を絞れるのがメリットなのだと思うのだが、そのへん全否定である。

どう考えても女性記者がおかしいのだが…

ここまで見るとどう考えても女性記者の主張には筋が通っていない、無理やりな話に見える。
まぁフェミなんてそんなもんだからね。仕方ないね。

で終わるのであればこのようにいちいちブログ記事にしてはいない。
ここからが本題。

 

そもそも論点はそこじゃないんだよ説

普通に元記事を読むと、上に書いたような
「婚活マッチングで40代の太ったおばさんと会わなかった男性は差別にあたるのか」
が論点になっているように読めてしまうのだが、実はこれ違うんですな。

文中に度々出てくる記者の「傷つく」という言葉。
これが謎を解く鍵だったんです。(ふしぎ発見

 

何に傷ついたのか

感覚的に理解が難しい人も多いと思う。なので感覚ではなく頭で理解しつつ読んで欲しいのだが、女性記者にとって40代の太ったおばさんは女性という括りで同種の仲間だったのだ。

論理性、妥当性は抜きにして「仲間(女)が敵(男)に馬鹿にされた」という感情に支配された。だから傷ついたと表現した。もっと単純に言えばムカついたのだ。

例えば日本人であるあなたがアメリカ人と食事をしていたとします。

アメリカ人「そういえばこの間日本人から告白されたよ」

あなた「へーそれでどうしたの?」

アメリカ人「勿論断ったよ。チビで一重まぶたでセンスも悪かったからね」

正確ではないが、理解を助けるためにわかりやすい状況を作り直すとこうなるだろう。
まぁこれでもわからない人にはわかりにくいとは思うが、「怒る人もいるかもしれないな」くらいには伝わったと思う。

 

論点が違うからそりゃ噛み合わない

「ブス」や「デブ」を悪口であると理解している人であれば、怒らせるなどの目的でない限りまず本人に向かっては言わないだろう。
では本人の恋人に向かってはどうだろうか。「キミの恋人は不細工だね」とは言えるだろうか。本人の家族には?「キミの子供は不細工だね」と言えるだろうか。
普通は言わない。

この女性記者にとって同性の女性には恋人や家族とは言わないまでも、それに類する何らかの仲間意識、同族意識を持っていたのだろう。
だから「40代で太めのおばさん」を聞き、傷付き、怒ったのだ。

 

これで理解出来ました

雑誌記者なんだからそんなに馬鹿なはずはない。

婚活で「容姿と年齢が好みじゃないから会わない」ことを差別と本気で言うほど論理性が欠けているはずがないという違和感。
それでよくよく読むとそもそもこの話の正体は差別ネタではないことを理解し少し『モヤモヤ』とやらが解けました。

 

でもやっぱこいつおかしいけどな

理解と共感は違います。
私はハリガネムシの生態について理解はしていますが特に共感も支持もしていません。

まずその言葉の意味も重さもよく知らず、ただ自分が勝手にムカついたというだけの理由で脊髄反射のように「差別」なんて言葉を他人にぶつける人間性と、生きている土壌には呆れます。
同じ女性に対し過度の同族意識を持つのは勝手ですが、それは一般的感性とは違うものなのでよくよくそれを自覚した上で生活すると良いでしょう。そこに気付いていないから議論にならないと思われるのではないでしょうか。

また、文の締めに「もっと議論がしたかった」だとか「新しい視点が見たかった」のようなことを書いていましたが、それは嘘です。
この記者ほど偏った視点を持っているならば、ちょっと検索するだけで新しい視点とやらはすぐ見ることが出来ます。少し外を歩いて人に会えば新しい視点と議論だらけでしょう。
それをやっていないのですから、議論も新しい視点も初めから知る気がなく、左に傾いた社内の床が暮らしやすいから出る気もないのでしょう。

 

と、ここまでネタにした元記事を完全に真正面から受け止めてブログ記事にしましたが、実際は炎上商法的な意図で作られたもんなんだろうなーと思ってます。

ちなみに私は差別主義者です。いえーい。